甲斐江里子 原田達矢
10日午前1時5分ごろ、大阪市淀川区西三国4丁目の三国橋付近で、「男性が橋の上から川に突き落とされたかもしれない」と通行人の男性から110番通報があった。大阪府警などによると、市消防局の救助隊員が約2時間後に神崎川の水中で男性を発見したが、まもなく死亡が確認された。府警が事件とみて捜査している。
淀川署によると、三国橋は車も人も渡れる橋で、南端に歩道がある。通報した男性が歩道を通行中、北端にある車道横の欄干付近にいる男性2人の姿を目撃した。1人は高さ約1・2メートルの欄干に腰掛け、もう1人は向き合うように立っていた。その後、欄干の男性が川に転落し、別の男性は近くに停車していた青色系の乗用車で南東方向に走り去ったという。
川の捜索にあたった大阪市消防局と同署は午前3時20分ごろ、橋から約20メートル離れた水中で男性を発見。同3時半に死亡を確認した。男性は黒色のTシャツに灰色の半ズボン姿で、靴と靴下は着用していなかった。司法解剖して詳しい死因を調べる。
現場はJR新大阪駅の北西約1・6キロで、周辺には住宅などがある。(甲斐江里子、原田達矢)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル